ナースママさんの中には、もう少し家庭や子供を優先させた働き方をしたいと考えている方が意外と多いのではないでしょうか?
病棟で夜勤をしても、子育てする気持ちにゆとりを持つ事ができるのは、ずばり療養病棟です。
実際に療養病棟の経験がある私が、転職を考えているママさんナースに療養病棟をおすすめします。
✔️この記事に書いてある事
- 療養病棟とはどんなところ?
- 療養病棟の看護師業務
- 療養病棟を看護師ママにおすすめする理由
もくじ
療養病棟とは
急性期と呼ばれる積極的に病気の治療や怪我の治療をした後、退院まで療養する病棟
実際は高齢者が多く、寝たきりの方の日常生活の援助をする事が多い
入退院は頻繁にあるわけではなく、各患者さんの入院期間が長いです。
退院先としては、自宅や施設ですが、家族背景やADLから自宅への退院は困難な方が多く、施設に入所する方が多いです。
療養病棟ナースの業務内容
8:00〜8:30 出勤、情報収集
8:30 リーダーは夜勤者から申し送りを受ける。他のナースは患者さんの食事介助
9:00 清潔介助(清拭、陰部洗浄)体位変換
9:30 ラウンド、バイタルチェック、処置、点滴、検査出し、入浴介助など
11:30 休憩(ほぼ時間通り丸々取れていた)
12:15 流動食、患者さんの食事介助
13:30 スタッフカンファレンス
14:00 ラウンド、バイタルチェック処置、ケアリー交換、体位変換
16:00 ケアリー交換、体位変換
16:30 夜勤者へ申し送り
17:00 退勤
暇という事もなければ、忙しくて狂いそう!!!という事もありません。
残業はほぼした事がありません。
17時ぴったりに退勤し、子供を保育園に迎えに行き、18時には帰宅していました。
介護職のスタッフと一緒に清拭などのケアをする事が多く、療養病棟は介護職の方も多く活躍されています。
療養病棟看護師が行うケア
・痰吸引
・点滴、中心静脈栄養の管理
・血糖検査、インスリン注射
・褥瘡などの処置
・看取り
特に難しい技術が必要ではなく、看護師として一般的な技術があれば大丈夫です。
ただ、高齢の患者さんが多い為、点滴の際はルート確保に困る事は多々ありました。
初めは点滴が苦手なナースも皆上手くなっていきます。
積極的な治療は行わず看取る事も多いので、患者さん本人や家族の気持ちに寄り添う看護は必要です。
子育てママにおすすめする理由
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定時退勤ができる
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患者さんに大きな変化がなく、業務がわりとスムーズ
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程よい業務量で、気持ちにゆとりがある
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病棟なので夜勤ができる
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クリニックなどと比べ、子供の急病でも休みやすい
定時退勤は子育てママにとってすごく助かります。保育園迎えから、子供のご飯にお風呂…戦争ですよね。
急性期の病棟と違って、バタバタしている感じがないので、私は心にゆとりを持って仕事に行き、帰る事ができていました。
少しゆとりを持って働きたい…子供の為に日祝休みで夜勤なしとなるとクリニックを考えがちですが、夜勤手当てがなくなるのは正直痛いですよね。
我が家の場合は、基本的に日祝出勤と夜勤は旦那や実家に子供を見てもらっていました。
病院に託児所があったので、利用する事もできました。大きい病院にはほぼ託児所があるので、シングルマザーの方や実家が遠方の場合は、託児所ありの病院を選ぶと安心です。
夜勤を月に数回するだけで数万円違うので、捨てがたいですよね。
毎日の日勤業務が忙しすぎてそれにプラス夜勤となると、家庭や子育てに少なからず影響が出そうですが、日々少しゆとりを持って働くと、たまに夜勤をしてもそれ程苦にはならないと思います。
看護師転職を検討している方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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まとめ
急性期病棟から療養病棟に転職をすると、初めは物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、精神的にゆとりができる事で、家事や子育てに対しても余裕ができるのではないかと思います。
私自身、療養病棟ナースとして勤務して、病院と自宅や施設の間の架け橋になるようなとても重要な看護だと実感しました。そういう意味でもやり甲斐は感じていました。
毎日の業務と子育てに疲れ気味で、少しでも転職に迷いがある方は是非、療養病棟への転職をおすすめします。心と身体にゆとりを持ってキラキラママナースでいましょう。