このようなお悩みにお答えします。
准看護師から正看護師を目指したいけど、学校に入学する事を迷っていませんか?
働いていても、子育て中でも大丈夫です。
実際に経験した私が証明します。
准看護師として病棟勤務しながら、家事、育児、そして妊娠中だった私でも卒業、看護師免許を取得できました。
やる気さえあれば誰にでもできます!
准看護師は正看護師と業務の中でさほど違いはありません。
でも、どんなに頑張ってもお給料が違います。
准看護師という事で悔しい思いをすることありませんか?
きっかけは単純ですが、正看護師となった今、頑張って良かったと感じています。
この記事では
- 通信制看護学校について
- 2年間の学校生活とポイント
- 国家試験に向けて
を解説していきます。
もくじ
通信制看護学校とは
- 通信制の看護学校は2年課程
- 受験資格⇒7年の実務経験があれば可
- 准看護師免許を持つ人が看護師を目指す学校
- 入試⇒書類選考、論文※学校により異なるので志望校を確認して下さい
- 2年間の登校日数は50日程度
登校するのは2年間で50日程なので、働きながら、子育てしながらの通学が可能です。
2年間のカリキュラム
学校によっては看護学校とは別に放送大学でも単位を取得しなければなりません。
- 看護学校で定められた単位を取得しなければならない
- 学校によっては必要単位のうちの一部を放送大学で取得する必要がある
- 登校日(2年で50日程)は学校で授業、その他は自宅で課題に取り組む
- 2年生は臨地実習があるが、ほぼ数日の見学実習
いくら看護学校で単位が取れても、放送大学で単位が取れなければ看護師国家試験の受験資格を得られず、卒業もできないので注意が必要です。
子育て中の通学で困ったこと
- 登校日や実習日は子供の保育園の迎えに間に合わない日が何度かあった
- 学校の課題や勉強をする時間が限られる
家庭、仕事、学校の両立が不安だという場合はパート勤務に変更したり、転職して学校重視にしている学生もたくさんいます。
私も2年生の夏くらいから国家試験までパートに変更し、勤務時間を短くして自分自身の負担を軽減しました。
転職や働き方を考えたい方は以下記事を参考にしてください。
-
看護師におすすめの人気転職サイト10選【登録しておくだけで安心】
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可能であれば、学生2年間の働き方を見直すことで自分の負担が少なく国家試験に集中できます。
放送大学って何?
- 満15歳以上であれば誰でも入学できる
- 放送授業はいつでもラジオやテレビ、ネットで視聴し学ぶ事ができる
- 放送大学だけで20万円程学費がかかる
- 放送大学から送付される課題を返送し、試験を受験し単位取得する
- 取得必須単位は看護学校から規定がある
私は、看護学校に入学する前の年に放送大学に入学しました。
これが本当にオススメです。
看護学校は通信制で学校に行く日数が少ない分、課題が多いです。
自宅で地道に課題をこなして学校に郵送するのですが、仕事しながら課題もあり、なかなかハードです。
それに加えて放送大学の試験をクリアし、単位を取らなければならないので、同時進行は私にはきっと無理だ!と判断し、看護学校で必要な単位は入学前に取っておこうと決めました。
働きながら学校に行くという事は正直大変です。
余裕を持って放送大学の単位を先に取り、看護学校入学後は学校の事に専念できるよう備えておく事で気持ちにゆとりができます。
もし、通信制看護学校不合格だったという場合でも、先に放送大学に入学し単位を取っておく事ができます!
-
准看護師から正看護師を目指す!【先に放送大学の単位を取ろう】
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学費
- 学費は2年間で100万程
- 放送大学の学費は別途(20万円程)かかる
- 通信制看護学校は教育訓練給付制度対象であり、条件をクリアすれば学費が多少戻ってくる
通信制看護学校は他の学校と比べると費用をかけずに看護師免許取得を目指せます。
教育訓練給付制度とは
- 一定の条件を満たす雇用保険の在職者の方、または離職者の方が厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練講座を自己負担で受講した時に、教育訓練にかかった経費の一部について、給付金の支給が受けられるという制度
- 2014年度より制度が拡充され、「専門実践教育訓練」として指定された講座の受講者は、より多くの給付金を受給できるようになった
ハローワークで申請し、条件をクリアすれば学費の一部が給付されます。
入学後学校から給付金申請のお知らせがあるかと思いますが、忘れずに申請して下さい。(私は学校でたくさん配られたプリントの中に紛れており、先生から説明はありませんでした…。)
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看護師目指す社会人必見!専門実践教育訓練給付金の申請方法を解説
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通信制看護学校の実習はどんな感じ?
准看護師学校で実習を経験している方は実習が1番気がかりなのではないでしょうか?
まず、はっきり言ってかなり楽です。
- 各領域2〜3日の見学実習
- 受け持ち患者なし
- レポートは記録の時間に書き、家に持ち帰らず済む(私が通った学校の場合)
実習中は、看護師が行うケアの見学、シーツ交換や清潔ケアを手伝ったりする程度です。
基本的に見学実習なので見学して終わりです。
私自身も准看護師時代の実習を想像していたので苦痛でしたが、始まってみると、本当に楽でした。
看護師国家試験
国試受験するまで、国試対策も学校でしてくれますが参加は自由でした。
学校によって違いがあるとは思いますが、働いていたので、自分のシフトと照らし合わせて行ける講座に出席したり、という感じでした。
2年になると、休職して学校に専念する人もちらほらいましたが、私は働きながら国試まで頑張りました。
国試合格率
- 通信制看護学校の合格率は全国平均86.2%
- 全体の合格率91.3%(新卒者のみは96.5%)
看護師国家試験受験者全体の合格率より低いですが、働きながら受験している学生が大半を占める中では良い数字ではないでしょうか。
真面目に頑張れば合格できるという事です。
まとめ
私自身、子供が3歳の頃に入学して仕事と家事育児を両立できるのか不安でしたが想像していたより、なんとかなるという印象でした。
何より、同じ境遇である学生が多いので頑張れたのだと思います。
もちろん、全てを完璧にこなそうとすると無理です。
程よく手を抜きながらやりくりすれば誰でも可能な事だと思います。
看護師免許を取得したという事で自分自身に達成感と自信がつきました。
子供が小さいから…とか、もう歳だから…と思い迷っている方がいれば是非チャレンジしてほしいです。
私も同じように入学を迷っていましたが、無事に卒業し看護師免許を取得する事ができました。一度の人生ぜひチャレンジして下さい。
私の経験が少しでも参考になり、どなたかの背中を押す事ができると嬉しいです。